日本羽毛製品協同組合とは?

日本羽毛製品協同組合にほんうもうせいひんきょうどうくみあい(略称:日羽協にちうきょう)は、日本国内における羽毛製品メーカー等、100社以上が加盟する組合です。

開封して中身を見ることのできない羽毛ふとん等について、消費者の皆さまに信用してお求めいただけるよう、羽毛ふとんの品質基準の策定を行い、各事業者に対しゴールドラベル(品質推奨ラベル)を発行しております。

また、羽毛に関する国際機関との連携を密に行い、日本の羽毛製品の高品質化につとめております。

消費者の皆さまの心地よい眠りのために常に心を配り、厳しい目で事業者をチェックする機関、それが私たち日本羽毛製品協同組合です。

日本羽毛製品協同組合 理事長 河田敏勝

理事長 河田敏勝

主な事業活動について

羽毛製品唯一の団体として、製品の品質向上及び市場の健全な維持・向上を目指し、主に次のような活動を行っております。

地球環境保全の推進

羽毛ふとんの有効利用を推進する事により、地球環境に少しでも貢献する事を目的とし、認定基準を満たしている企業をリフォーム工場として認定しております。リフォームを行う際にはには認定工場をご利用ください。

日本産業規格(JIS)の制定

JISの原案作成団体として経済産業省に協力し、羽毛試験方法の作成に関わっています。

日羽協試験方法の策定と運用

組合では独自の羽毛試験方法を策定して運用しています。

試験番号試験方法制定日改訂日
JDFA-TM000日羽協試験方法項目2018/122021/10
JDFA-TM001試験のためのサンプリング方法2018/12
JDFA-TM002鳥種鑑別試験方法2006/052018/12
JDFA-TM003グレー羽毛混入率試験方法2006/052018/12
JDFA-TM004pH試験方法2006/052018/12
JDFA-TM005臭気試験方法(標準状態)2006/052018/12
JDFA-TM006臭気試験方法(湿潤状態)2018/12
JDFA-TM007ほこり混入率試験方法2015/052018/11
JDFA-TM008中古羽毛混入鑑別試験方法2014/032018/01
JDFA-TM009アルカリ溶解度(損傷度)試験方法2014/032018/12
JDFA-TM010陸鳥混入率試験方法2013/022018/11
JDFA-TM011ダウン個数試験方法2018/11
JDFA-TM012未熟ダウン混入率試験方法2012/032018/12
JDFA-TM013羽毛吹出し試験方法2009/062018/12
JDFA-TM014灰分率試験方法2006/052018/02
JDFA-TM015かさ高性の圧縮回復性試験2018/03
JDFA-TM016類似ダウンの識別方法2018/11
JDFA-TM017かさ高測定装置の円筒洗浄方法2018/12
JDFA-TM018グルーダウン等の不適正羽毛の鑑別試験方法2019/072020/06
JDFA-TM019清浄度試験方法2021/10
JDFA-TM020清浄度試験方法(湿潤剤法)2023/07

国際会議への参加

毎年開催される世界25カ国加盟の「IDFB(国際羽毛協会)会議」および「日本、中国、台湾」の羽毛会議に参加し、羽毛原産国、生産国、消費国との情報交換等を行っており、日本基準を世界に広げています。

羽毛製品に関する情報の提供

羽毛製品に関するパンフレット・リーフレットの作成、消費者相談(電話・メール)及びホームページ等を通じ、広く情報の提供を行っています。

品質推奨ラベルの発行

一定の品質基準を満たした製品に品質推奨ラベルを発行しています。
消費者の方々に安心して良質の製品を選んでいただく際の目安としてご活用ください。

試買テストの実施

一般市場で販売されている商品を購入し、その品質チェックを行い品質管理に努めています。
品質基準に満たない製品が発見された場合には、工場への指導を行い、重大な違反の場合は、ゴールドラベルの発行停止、3年間の活動停止、または除名勧告など厳しい処置を講じています。

2021年度 試買テスト結果

商品の試買テストを行い、2点(2社)が組合基準を満たしていなかったため、工場への是正指導(警告)を行いました。

ダウン率(組成混合率) 全てクリアー
ダウンパワー(dp/かさ高性) 1点がマイナス10dp超え~マイナス20dp
2点がマイナス20dp超え

2022年度 試買テスト結果

商品の試買テストを行い、1点(1社)が組合基準を満たしていなかったため、工場への是正指導(警告)を行いました。

ダウン率(組成混合率) 全てクリアー
ダウンパワー(dp/かさ高性) 1点がマイナス10dp超え~マイナス20dp
1点がマイナス20dp超え

繊維産業における責任ある企業行動実施

当組合は日本繊維産業連盟が作成した「繊維産業における企業行動ガイドライン」の趣旨を理解し、同ガイドラインに沿って外国人技能実習生を含む労働者の人権を尊重すべく、以下について実施することを宣言した組合員と行動を共にしています。

  1. コミットメント及びステークホルダ・エンゲージメント
  2. チェックリストによる人権リスクのチェック
  3. リスクの防止、軽減に向けた行動
  4. PDCA
  5. 情報公開

責任ある企業行動実施宣言 組合員企業名及び内容

加盟団体・関連団体

組合概要・組織図・沿革